【エコキャンプ】多様なツアーへの拠点となる美しいドーム型テント! | 南パタゴニア
チリの首都サンティエゴから直線距離にしておよそ2,000km南、飛行機では3時間半ほどかかるところに『トレス・デル・パイネ国立公園』という巨大な公園があります。
公園といってもその面積は2,400㎢にも渡り、中には山や氷河、湖などが広がっています。
その美しい風景を楽しむために毎年10万人を超える観光客がトレッキングに訪れるというこの地に、筆者は2020年の2月に降り立ってきました!
前日までのアルゼンチンでの三日間連続のトレッキングから一旦休息(?)の一日でしたが、ほぼ移動です 笑。
ただただ広がる何もない大地を眺めながら、高速バスに揺られること6時間。
日本では経験できない陸地での国境越えをして遥々辿り着いたのは、チリのプエルトナタレスという小さな町でした。
そこから専用バスに乗り、更に一時間半かけて、ようやく目的地の『エコキャンプパタゴニア』がお目見えです……まぁ何もしていないけれど一言でいえば疲れましたよね。
この『エコキャンプパタゴニア』は CO2排出量を極力抑えられるように近くの川からのエネルギーを利用したり、地元の雇用を生み出していたり様々な取り組みを行っている環境配慮のキャンプとなっています。
そんな小難しい事はさておいても、宿泊施設としてとても魅力的!
エコキャンプには『スタンダード』『スーペリア』『スイート』『スイートドームロフト』という四つのスタイルのドーム(テント)があり、筆者が今回止まったのは『スイート』というラグジュアリーなお部屋でした。
大自然を眺められる大きな窓が気持ち良い、パタゴニアスタイルの装飾で彩られた可愛いお部屋!
いるだけでテンションが上がります。
『スタンダード』と『スーペリア』はシャワーやトイレが共同ですが、スイートとスイートロフトは専用の水回りがあります。
とても綺麗でシャワーのお湯も大量に出て、すごく快適です。
はふー、やれやれ。
ひとまず長旅の疲れを癒し、ベッドに寝転んでみました。
遠くには微かにそびえ立つアレは……。
ともあれ、まずは翌日からのトレッキングツアーの説明を聞くためにブリーフィングに向かいます。
到着してから一時間半ほどの休息時間があり、集まったところではウェルカムフード&アルコールが。
ペルーでもおなじみの南米のカクテル、ピスコサワーです(度数は強い)
適当に食べながらツアーの説明を聞きます。
このエコキャンプでは曜日毎に3~4つのツアーを組んでいて、前日に参加者を募るスタイルです。
ハードなものでは4日間かけて有名な各所を巡るダブルトレッキングなるコースもあるとか……。
総距離約80km。平坦な道ではありません。
山道を、80km。しぬわ。
と、思ったけど筆者も前日までアルゼンチンで一日20km往復とかやってたわ……。
あれ……もしかしていけんのかな……(思考の欠如)
一通りのツアーの説明を受け、参加希望は夕食までに申請すればよいとのことなので一旦解散です。
エコキャンプには宿泊ドームの他、コミュニティドームという多目的なスペースもあります。
中央のデッキから下っていくと……。
屋外にソファが沢山あり、お酒を飲んでいる人達が楽しそうに談笑していました。
他にも多様なお酒を振舞ってくれるバーや……。(もちろん別料金ですが)
オリジナルTシャツやトレッキング用品もあるお土産屋さんもあって楽しい!
そうこうしている間に夕方になり、美しいサンセットが空を飾ります。
はー、お腹空いてきたなぁ。
一日バスに揺られていただけだけどね……。
ダイニングドームは既に賑わっていました。
こちらのツアーでの夕食は宿泊グループ毎にテーブルが決まっています。
メニューはプリフィクススタイルとなっていて、チリ・パタゴニア料理の前菜やメインを二種類の中から選んで決めていきます。
味も美味しいうえに、ワインが飲み放題でとっても贅沢です。
でもまぁ……次の日からトレッキングだから一杯くらいに留めておいたんですけどね。
お腹いっぱいになったので外に出てひと涼みです。
あー、明日目指すトレスデルパイネの三つ頭が見えますね。部屋から見えたのはやはりアレでしたね。
とっても気持ちいい~。
そしてとっても……遠いなぁ……。
ドームに明かりが灯り、とても幻想的な雰囲気が醸し出されていきます。
そうそう、夜中に起きて外に出たらこんな素敵な夜空が広がっていましたよ。
これぞ満天の夜空!
南半球なので日本とは違う星座がお目見えしています。
流れ星のように映っているのは、人工衛星ですね。
肉眼でもはっきりと動いているのが見えるくらいに空気が澄んでいて、美しいんです。
さあ、翌日からのトレッキングのために就寝せねば……といっても、天の川もくっきりと見えているこの光景を手放したくはない……。
冷える空気の中、コートを着つつ夜空を見上げながらついつい夜更かししてしまった筆者なのでした 笑。
【POINT】
夜に外出るのは気持ち良いんですが、真っ暗なのでパタゴニアの先住民の姿を思い出してその辺に立ってたらと想像してしまうとマジ恐怖です。。。
【旅行日程】
チリ旅行日程はこちら
* EcoCamp Patagonia *
Address:Estancia Cerro Paine, Torres del Paine, Magallanes y la Antártica Chilena, Chile
Tel:+56 2 2923 5974
web site: http://www.ecocamp.travel/en
【ガイド紹介】
*Project Yosi
代表:本間賢人さん
web site:https://www.yosip.org/
※中南米の各国に特化したツアーをされていらっしゃいます。
全てのホテル、車、飛行機、列車、チケット、食事等の手配をお願いできます。
◆こちらの記事は2020年2月の情報を元に作成されたものです◆