【ドンコリism】カウンターで頂く宮古島イタリアン! ここでしか味わえない珍しい食材とは | 宮古島市

何度か沖縄に行くと、定番のソーキそば、チャンプルー、海ぶどうは……正直、別にもういいかなぁ……って。あると思います。
いや、美味しいですよ? 好きですよ?
でもさ、でもさ、そうでない食事をしたい時ってあるじゃない?

宮古島の下里エリアに来た筆者もそんな気分で夕食を探していたんです。
そしたら下里大通沿いに何やらこじんまりした、でも雰囲気良さそうなイタリアンレストランを発見!
【ドンコリism】
ふむふむ、イタリアンも大好き。
梅雨で雨が降っていた宮古島の夕方、飛び込みで扉を叩くと物腰柔らかいスタッフさんが出迎えてくださいました。

あっ、ここは美味しいぞ。
筆者、食いしん坊なのでスタッフさんに会っただけでわかるんだぞ。

『現在はコースだけなのですが宜しいですか?』と聞かれた筆者は『お酒は飲めますか?』と聞き返しました。
スタッフさんが確認したかったポイント多分そこじゃない。
イタリアンのコースは大好きなので、(あとお酒も飲めるっていうから)是非お願いしますと入店しました。

店内はカウンター席となっていて(個室もあるようですが、メインはカウンターなのかな)ちょっとバーっぽいスタイル。
ここだけ見ると南国沖縄のイメージはしないですよね(笑)
さて、メニューを拝見です。

ぬう、素敵じゃないですか。
聞けば宮古島産の食材を多く使っているのだそう。
ザ・沖縄料理は確かにお腹いっぱいだけど、やはり沖縄……宮古島に来たからにはそこならではの物は食べたいんですよ。
人はそれを我儘という。

まずは軽く一杯。
アペロールというオレンジとハーブを原料としたリキュールで、筆者は初めて飲んだのですが甘くてさっぱりしてて美味しい。
甘いのが得意じゃないけど、これは好きでした。

そしてまずは前菜の一品め、野菜のスープがサーブされました。

あらまー、色が綺麗です。
トマトケチャップかな……?(^v^) と思ってしまいましたが、そんな訳はないな。
こちら『ビーツとパースニップ 山椒のスープ』です。
ビーツの赤でしたか。口に含むと濃厚なペーストのようなスープのような……まろやかな、どこか懐かしいお味です。
これは食べた事ないなぁ。

二品めは島魚と宮古島産の紫キャベツのザワークラウト、そしてラスクの上のはレバーペーストかな……? と思いきや、これは『なまり節』だそうです。
なまり節ー! 最後に食べたのはいつ? というくらい滅多に出会わない食品ですが(筆者はね)なるほどこういうペースト状にしても良いのか。
島魚は新鮮そのもの、個人的にはザワークラウトがもっと食べたい! と思うくらいに酸味とシャキシャキ感が好きでした。
あとなまり節も美味しかった。
続いて前菜三品め。

三品めっていうか、これだけでもう四品ありますが(笑)
左下から時計回りに、島野菜のピクルス、宮古島産豚肉と鶏レバーの自家製パテ・パッションフルーツソース掛け、トマトと宮古島で作られたモッツァレラチーズ、そしてなんと普通の鶏ハムかと思ったらなんとクジャクの肉ですって!
クジャクってあの羽が豪華でバッサァア……と広げて求愛しちゃうあの孔雀? た、食べられるんだ……?
なんでも宮古島では害獣指定されているそうで、こうして料理にも使われるのだとか。
普通の調理では肉質が硬すぎて食べにくいという事なのですが、こちらでは胸肉(手前)とモモ肉(奥)を低温調理して柔らかくしたお料理を出してくださいました。
これがね、食べるとしっとり、しっかりした噛み応えで、滋味深いんです。質感としては豚肉っぽいのかなぁ。
(※個人の感想です)
孔雀肉……人生の肉歴史にまた一つ新たな種類が刻まれました。嬉しい。

ここで別オーダーしたチーズの盛り合わせが登場ー。
ワインも良い感じに進んでます。
【ドンコリism】マネージャーの皆川さん(ワインに詳しすぎたのでソムリエだと思ってたらまだお勉強中だったらしい)が、いつの間にか筆者の事をお酒好き認定してて、『次は何にされますか?』とか常に良いタイミングで聞いてきてくださって、あれ、ワタシここ初めてきましたよね……? って思いました。
不思議ね。
不思議といえば、お皿の端っこにちょこんとあるこの黒い小さい粒はなんぞ?

『一休寺納豆というんです。塩味が強いので最初は少しだけ食べてください』と言われたので、かじるとちょっとお味噌みたいな味がしました。
オーナーシェフの望月さん、ご出身は宮古島ではなく、京都。
一休寺納豆は京都の『酬恩庵一休寺』で作られた独特の納豆だそうで、望月シェフの小学校の時の先生のお父さんがそのお寺の方でしたので、たまたま出会えた素晴らしい食品という事でした。

あ、納豆、発酵させた大豆ね。通りで味噌ぽい味が……そりゃそうね。
しかしこれも珍しいです。
こういう珍しい食材が出てくるレストラン……大好きだ!

パスタは『カチョエペペ』
チーズ頼んだけど、チーズパスタを食べる筆者。
口の中がくどくなるか? と思ったけど、いやいや、レモンオイルでさっぱり、シンプルな味でめっちゃくちゃ美味しいです。
頼んで良かった。チーズ万歳。チーズは正義。チーズは神。

メインはプラス料金にはなりますが、やはり宮古島に来たら一度は食べたい『宮古牛のタリアータ(炭火焼き)』です。
部位はその日によって状態の良いのを提供してくださるという事でしたが、この日はランプ肉でした。
火入れが絶妙で中がジューシー。赤身の繊維質が美しい。
語彙力ない筆者はこれ以上何も言語化できないけど、まあ牛肉は美味しいよ、うん。当たり前だよ。
牛肉万歳。牛肉は正義。牛肉は神。

最後のデザートは何を頼むか迷ったのですが一番人気だという『ドンコリプリン』にしました。
このプリン、牛乳は使わず、生クリームと卵黄だけで作られているという事で滑らかずっしり!

固いわけじゃないんです。滑らかなんだけど、ずっしりしてるんです(二回目)
ぼやけたね。写真がぼやけてしまったね。そうだねもうワイン五杯くらい飲んでるからね。
皆川マネージャーに、めんどくさい客のように『料理に合うやつ出してクレ』ってお願いしてた。完璧でした。ありがとうございます。

ところで、望月シェフは京都のご出身なのに何故宮古島でイタリアンレストランを開店されようと思ったのでしょうか。
伺ったところ、次のご回答をいただきました。

『初めて宮古島を訪れた時、イタリアのシチリア島を思い出してしまったんです。当時は伊良部大橋もなくフェリーで伊良部島に向かっていると現れる、佐良浜の家々が連なっている景色や、漁港で見た真っ黒に日焼けした漁師が東家で泡盛を飲んでいる姿は、まさに泡盛をワインに変えただけ。その光景を見た時日本でイタリアを感じたことがなかったのにここ宮古島でそれを感じてしまったんです』

望月シェフは高校卒業後にイタリアのトスカーナやエミリアロマーニャ州のレストランで肉や魚料理を修行され、宮古島で感銘を受けられた後、今から15年程前に佐良浜港近くでピザのテイクアウトのお店を開業したそうです。
そして2010年にはドンコリーノという大きめのレストランを出したのですがお客様との距離が離れてしまった為、もっと近くで接したいという想いから2014年に今の【ドンコリism】を開店された……という事でした。

なるほど……いやもう、宮古島に来てこんなに素敵で美味しいイタリアンが食べられるなんて正直予想外すぎました。
心地良い距離感の接客と、宮古島の食材を駆使された美味しい料理。
宮古島を訪れたら絶対にまた行きたいと思った、そんなイタリアンレストランでした。
皆さんも是非行ってみてください。

【POINT】
接客と味が良いお店に二回目に来店すると、筆者ほとんどの確立で覚えられてるんだよなぁ……。なんでだろなぁ……。
(A:一人なのに早いペースでグラスを開けていくから)

* ドンコリism *
Address:沖縄県宮古島市平良下里597
Tel:0980-79-0978
営業時間:18:00-0:00
定休日:水
web site:https://doncolino.com/

【オススメの行き方】
宮古島空港から車で12分

◆こちらの記事は2022年5月の情報を元に作成されたものです◆