【ピッツェリアナポリ】フィヨルドの風が通り抜ける町で頬張る熱々ピッツァは極旨だった | プエルトナタレス
場所は南米。しかも超南。
南というと暑いイメージがありますが、よく考えてください。南も過ぎるとそう、南極。
南極から1,500kmくらい(参考までに日本の北海道最北端から九州の最南端まで約1,850km)、チリのプエルトナタレスという小さな町にあるピッツェリアのピッツァが筆者史上五本の指に入るくらいに美味しかったので紹介します。
ここがその【ピッツェリアナポリ】です。
イタリアを全面に押し出している外観とピッツェリアって書いてなくても完全にピッツァを出すのがわかる店名が素敵。
この日はフィヨルドからの風が吹き荒れていて町の中がとても寒かったです。
お店の中に入るとちゃんと本格的な石窯が火を湛えて迎えてくれました。
いいですね~。ちゃんと注文されてから焼き上げるスタイルですね。
なんとも味のある木の板のメニューも温かみがあります。
チリもスペイン語圏ですが、英語のメニューもしっかりあるので安心です。
どれを注文しようか迷っていると、店員さんがお決まりのあの言葉を口にしました。
『お腹が空いているんだったら一人一枚でも、そんなに大きくないからいいと思うよ!』
……知ってる……。
私達、その言葉が大きくなくないって知ってるの……。
専属ガイドをお願いしている本間さんも訝しがってましたが、でも確かにとてもお腹が空いているし、気になるのが二種類あるから頼んじゃおうかと覚悟を決める事に。
一つめはグアナコのピッツァの『PIZZA WILD』にしました。
おっ? 思ったよりも……大きくはないぞ……?
(※今までのがボリュームありすぎて感覚が麻痺してるかと思われる)
ふかふかの生地にグアナコミートが乗っています。
グアナコとは、主に南米に生息するラクダ科ラマ属の哺乳動物で、ぱっと見た感じはリャマに似ているかな。
そういえば車での移動中にグアナコの群れや親子を沢山見たなぁ~可愛いんだよねぇとしみじみ思い出しました。うん。
まあ、食べるんだけどね。
このグアナコ。
初めて食べましたが肉質がけっこうしっかりと固く、噛むほどに肉汁がじゅわっと溢れてきます。
意外に旨い……いや、かなり旨い……!
余談ですが筆者は水族館でお魚を愛でた後にお寿司を食べられるタイプです。 おいしーよねー。
そして『PIZZA 4 CHEESE』。
はい、これはもうおわかりですね。日本でもよくあるチーズ好きならば絶対一度は食べた事があろうピッツァです。
モッツァレラ、リコッタ、ブルー、フィラデルフィアの四種類のチーズがボリュームたっぷりに乗っています。
重厚感あってとろっとろで濃厚でおいしい。
ブルーチーズの風味がかなり感じられて、個人的に今まで食べたクアトロチーズピッツァの中で一番好きでした。
二種類のピッツァを交互に頬張りつつ、パタゴニアビールを喉に流し込む……ああ、至福のひと時よ。
旅行したらその国の独自の料理も良いんですが、続くとどうしても飽きちゃうんですよね。
そんな時に世界共通で味のブレが少ないイタリアのピッツァは、心をほっとさせてくれます。
いやでもこの【ピッツェリアナポリ】、本当に美味しいのでプエルトナタレスで料理に迷ったら是非行ってみてくださいね。
【POINT】
イタリアの銘酒、リモンチェッロのポスター貼ってあったのに、メニューに無かったのだけが解せぬ。
【旅行日程】
チリ旅行日程はこちら
* Pizzeria Napoli *
Address:Arturo Prat 92, Puerto Natales, Natales, Magallanes y la Antártica Chilena, Chile
Tel:+56 9 6144 0478
営業時間
月~土 12:00-15:00/19:00-0:00
日 18:00-0:00
【ガイド紹介】
*Project Yosi
代表:本間賢人さん
web site:https://www.yosip.org/
※中南米の各国に特化したツアーをされていらっしゃいます。
全てのホテル、車、飛行機、列車、チケット、食事等の手配をお願いできます。
◆こちらの記事は2020年2月の情報を元に作成されたものです◆