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【​体験であい塾「匠」】日本の蕎麦は対馬から!? 縄文時代の原種に近い風味豊かな蕎麦を打とう! | 対馬市

へえ~へえ~と何度も頷きそうです。
筆者もお蕎麦は大好きですが、まさかお蕎麦が中国大陸から伝わった最初の地が対馬とは知りませんでした……。

対馬の厳原町にある『​体験であい塾「匠」』
今では希少種となった対州そばの実を店内で選別から石臼で挽いて製粉まで行い、販売している店舗です。
蕎麦打ち体験ができるとあったので、行ってきました。

まずお店に着いたらお着替えを……という事で、作業着に変身。
蕎麦粉は舞いますからね。助かります。

作業場内で蕎麦を打っているスタッフさんの間を通り、素人の筆者の蕎麦打ち体験が始まります。
よろしくおねがいしまーす!

なるほど。
これが蕎麦粉。ぱっと見は片栗粉みたいに固めの質感に思えます。
蕎麦打ちは過去何度かやっているのですが、毎回覚えられません。
ダメな人間。

蕎麦粉の中央に凹みを入れて、そこに水を入れていきます。

水を入れたら即、さささーとしゃもじで混ぜて……。

手でわしゃわしゃわしゃー! と……。
伝えるの下手か、という文章ですが本当にそんな感じなんだよ……。
離岸流を描くように両手を使って水を吸って小さく固まった塊をまとめていきます。

暫くするとしっとりとした一つの生地になりました。

続いてその塊を掌で挟んで前後に転がすように丸めていくと……。

なんだかぴょっこりとんがり帽子のような形状になりました。
可愛いな、おい。

しかしすぐに『上からつぶしてくださーい』とお声がかかる。
嘘だろ!? こんなに愛らしく仕上げたのに!?
だが致し方あるまい。潰そう。

みぎゅーーーーーーー。

ああ……平べったくなっちゃった……。
モノを作るって無常なのね。

ここからはよく見る? 綿棒で生地を薄くしていく工程に入ります。

半分から上を伸ばし、時計回りに角度を変えながら何度も綿棒を転がしていきます。

最初は1㎝ほど厚みのあった生地も、繰り返すうちに薄くなっていきます。
これは楽しい。

生地の際のところも均一の厚みになるように伸ばしきったら、布のように折りたたんでいきます。

反物のように綺麗に降りたたまった生地は専用の台に乗せられ、最終的な『そば切り』をしていきます。
この麺切り包丁がまた重い! 笑。
慣れないと変に力がこもってしまって、手がすぐに痛くなってしまいます。
でもこれが蕎麦打ちをやっていて一番楽しいところ。

右から左へストンストンと包丁を下ろしていくこと数分……。
出来ました~。

太さが均一でないところが手作り感満載でいいですね!
この体験では一回で大体4人前くらいのお蕎麦を打たせてくれます。
希望があれば茹でて出して頂けるということでお願いしました。
尚、全部食べなくても分けて持ち帰る事も出来るのがありがたいところ……。

広い店内で待っていると……自分で打ったお蕎麦がざるに盛られてやってきましたよ。

わー、見てくださいな。
つやつやしていて美味しそうじゃないですか?
写真は二人前の量です。

打ち立てだからなのか、瑞々しい食感と共に蕎麦の風味が鼻に抜けていく……うーん、うまい!
九州地方だからおつゆは甘めなのかな? と思いきや、出汁がしっかりとれた辛めでした。

へへへ、追加で天ぷら盛り合わせも注文しちゃったぜ。

地元の生産者の方々と原種の味を守り続けてきた『対州そば』。
とても美味しいのですが、生産量が少なくなってきている現在は通常メニューでお店で出しておらず、食べられるお蕎麦は対州そばではないという事でした。
蕎麦打ち体験か通販でしか味わえないらしいので、気になる方は是非体験される事をお勧めします!

【POINT】
ざる蕎麦には何故かデフォルトで塩おにぎりが付いてきます。

【旅行日程】
対馬旅行日程はこちら

* ​体験であい塾「匠」 *
Address:長崎県対馬市厳原町下原82-12
Tel:0920-56-0118  
営業時間
11:00〜14:30
定休日:お盆・年末年始(2020年現在は状況によって異なりますので公式サイトをご確認ください)
駐車場有
web site: https://www.tsushima-takumi.com/(オンラインショップ有)

【オススメの行き方】
やまねこ空港から車で25分(約17.5km)

◆こちらの記事は2020年11月の情報を元に作成されたものです◆