【久米島馬牧場】まさかここまでの乗馬体験が日本でできるとは!久米島馬遊び| 久米島町

夏は沖縄! そして海! ……も、良いけれど、せっかくだったら普段できない事をもう少ししたーい!
オッケー、そういう方は乗馬なんて如何ですか?
うまうまウーマ。

ここは久米島。沖縄本島から西へ約100km、飛行機で約35分くらいののんびりとした島です。
もちろん海は超絶キレイ! 各箇所でマリンアクティビティも充実しているのですが、今回ご紹介するのは久米島の在来馬に魅了されて馬牧場を始められた【久米島馬牧場】が手がけられている乗馬体験の『馬遊び』です。

えっ、乗馬体験ってなんか小屋のそばにある柵で囲まれたとこを、引手さんが横を歩きながら20分くらいぽちぽち散歩するやつじゃないの……? と、思われてるそこの貴方!
違うんです。違うんですよ~。そこがこちらの凄いところ。

【久米島馬牧場】の乗馬体験は浜辺を30分程散策する短めのから、山の上を目指す100分程のもの、久米島で一番高いところにある『宇江城城(うえぐすくじょう)』まで行ける150分のながーいコースまで多種多様に用意されているんです。
しかも引手無し。頼れるのは自分のみ。
何っ、そんなに多様なコースを歩けるなんて、アルゼンチンの乗馬(リンク先参照)以上じゃない。

それは楽しそう! という事で今回筆者がお願いしたのは『森に消えた集落探検』という120分コース。古い村跡を訪ねるというものなのですが、【久米島馬牧場】のウェブサイトには『幻の阿嘉ゴリラに会えるかも?』という一文があり、若干気になります。

ともあれ、予約当日に待ち合わせの場所に行くと、二頭の馬が軽トラックに乗って来ました。
うわ、毛並みがさらっさらで肌がしっとりとしてツヤが綺麗! 思わず見とれていると、牧場主の井上さんが二頭の紹介をしてくれました。
雌という事で、お名前は『ユリカ』ちゃんと『マメ』ちゃん。よろしくね~。

そういえばゴリラって何ですか? と伺うと井上さんは『ああそれは……後でのお楽しみです』と言うだけでした。
なるほど? まあ冷静に考えて久米島に野生ゴリラはいるまい……多分そういう愛称の動物かなんかなんだろうと深くは考えず、筆者は小柄のマメちゃんに乗っていざ出発。
本当はもう一頭のユリカちゃんに乗ろうとしたんですが、ユリカちゃんはのんびりさんで筆者はまだ上手にコンタクトが取れなかったのです……。
マメちゃんはやるべき仕事はやるわよ! みたいな感じでキビキビと進んでくれました。馬にも性格があるのが面白いです。

しかしどうですかこの景色。
え? 暑そう?
まあ、あっついよね。夏だからね。
あと、ちょっと映えるかなと思って麦わら帽子とか被ってみたけど、意外に風が吹くから飛ぶよね。
つばの大きい帽子はいらんかったな。

しばらく進むと森の中に突入。
麦わら帽子? 邪魔だから取りましたよ?
おおおっ、けっこう……なかなか……ハードな……てか、石ころ転がる坂道とか乗馬不慣れなレベルでも行っていいの!?
と焦る筆者ですが、そこはマメちゃんが上手に登ってくれてなんなく井上さんに続く事が出来ました。
ウーマすごい。

30分ほど経った頃で集落跡に到着。ユリカちゃんとマメちゃんを木につないで、彼女達はおやつタイム(本日のおススメはその辺の草です)筆者は井上さんから周辺の説明を聞きながら散策です。
おー、ガジュマルだ。

50年程前までは人々が住んでいたという旧下阿嘉集落。
今はもはや家の影はないものの、備品のような小物が転がっていたり、若干区画が垣間見えたり、生活の跡が確認できます。
下の写真は厠跡。右側の井上さんが立っている部分が人間が排泄をする場所で、左側の丸い屋根? がある部分には豚が入っていたそうです。
そして人間の排泄物を餌として食べていたとか。なるほど。合理的ですが、その豚を人間がまた食べ……。
いや何も言うまい。

こちらは給水所跡。
山地をつたう水が正面壁右下の小さな穴から流れてきて溜まる仕組みのようです。
今は山の仕事をする方が時折使用するだけという事でした。

驚くような絶景はないけれど、ここは観光地ではないのでガイドブックには載っていないし、歩いて行くには不便すぎるところ(だから集落は移動したのだろうけど)。
この乗馬体験をしないと来られない場所というのは、秘境を探検しているようで満足感が得られます。

帰りはまたマメちゃんが頑張ってくれながら石の坂を下りていきます。
えっほ。えっほ。

木の枝にぶつかるっっ! 頭を低くうう!
あ、先導する井上さんが大体払ってはくださいますが、馬の歩行方向によっていい感じに大きい蜘蛛さんの真横を通り過ぎる場合もあるので虫が苦手な方は首を色んな角度に曲げられるように練習しておいてください。
馬はな……虫なんか気にしないで進むんだよ……。

マメちゃんに揺られながらゼロレベルの身体能力を駆使して海辺に戻ってまいりました。
森も海も癒されるう~。
行きとはちょっと違うルートでの帰りです。

マメちゃんも歩いてお腹空いたのかちょこちょことおやつ(草)を食べてなかなか進まない 笑。
と、井上さんが山の方を指差しながら『幻の阿嘉ゴリラとはアレですよ』と教えてくれました。
ん? ……ああ、なるほど!
確かに斜面がまるでゴリラの顔に見えます。ギリシャのメテオラゴリラの横顔(リンク先参照)に匹敵するぜ。やるな、久米島の阿嘉ゴリラ。

最後に井上さんが馬達が暮らしている場所に連れて行ってくれました。
そこはなんと海に近く、ほぼ柵も何もないただただ広い草原! 素人目には逃げ出さないのかと心配になってしまいますが、井上さん曰く全然大丈夫だとか。
(※以下動画。音量注意)


この場所は久米島のとある方が手入れに困っていた土地で、このままでは荒れ果てるだけだったので井上さんが交渉して馬達を放牧させてもらっているそうなんです。持ち主にも馬にもお得な関係。
完全にストレスフリーな大地で過ごすから、毛並みも肌もあんなに綺麗だったんですね。

『全然動物臭いとかないでしょ? 他の馬牧場の人からも驚かれるんだけど、本来野生の彼らに一番良い状況を与えてあげると一番良い状態になってくれるんですよ』と井上さん。
お手入れとか一切してないんですって……嘘でしょ……筆者なんて化粧水から始まり何重に薬物塗ってると……。

どうせ欲にまみれた人間だもんッ。ヒンッッ。

【POINT】
【久米島馬牧場】では【ヨンナーサイクル】の名で電動自転車のレンタルもされています。
起伏が結構ある久米島なのですが、電動自転車で悠々散策も楽しいですよ。
筆者は馬遊び当日に予約してたので、9時-15時(自転車)15時-17時(馬遊び)17時-19時(自転車)と、約60kmほど走りました★
壮絶に汗だくになって疲れましたが、翌日から台風で五日間帰れなくなって休めたので、ヨシ!
……いや、ヨシじゃないわ。

* 久米島馬牧場 *
Address:沖縄県島尻郡久米島町上江洲457-135
(※上記アドレスは登録上のものです。
コースによって集合場所は異なりますので、直接久米島馬牧場様にお問い合わせください)
Tel:080-6491-1950
営業時間:要確認
定休日:要確認
web site: https://kumejimauma.jimdofree.com/

◆こちらの記事は2021年7月の情報を元に作成されたものです◆