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【レコレータ墓地】ここはナニ? 高級なお方達のラグジュアリーお墓は常識が覆る | ブエノスアイレス

突然ですが『お墓見に行きませんか?』と言われたら、どう思います?
新しいプロポーズかいな、それとも宗教かなと思うなかれ……さあ、私と一緒にお墓を見に行きましょう!



やってきたのはアルゼンチンのブエノスアイレスにある『レコレータ墓地』。
墓地というからには暗めで厳粛な雰囲気がと思っていましたが、あれっ、何この美術館的な入口は。
ドーリア式のようにも見える柱が立ち並ぶその様子は、ギリシャのアクロポリスを彷彿とさせます。

でも、お墓なんだよね?
じゃあこの門をくぐると十字架が立ち並んでいるのかなとそのままふらふらと入ると……。

ん? んん?
ええと……お墓はどちらに?

きょろきょろする筆者に、ガイドの本間さんが『この建物一つ一つがお墓ですよ』と教えてくれました。
ええー!?
お墓ってこう……もっとこう、十字架や石碑的なのが地面に突っ立ってるんじゃないのー!?

聞けばアルゼンチンは火葬ではなく、ご遺体を棺桶に寝かせて安置する文化のようです。
失礼ながら一つの建物を覗かせて頂くと……。

確かにまるでベッドに寝ているかのように棺桶が並んでいる……!
ちょっと衝撃の光景です。
一つの建物には数世代に及んで家族が入るそうで、地下があるお墓もありました。

墓石に刻まれるであろう名前が、入口の前に石板で飾ってあるところもありました。
写真? 似顔絵? 付きで……。

てかもうこれ、家じゃん。

『レコレータ墓地』内はまるで街のように理路整然と路地が続いています。
不謹慎ながら匂いとかどうなるんだろう……と考えて墓地を管理する人聞いてみると、少しは匂いがあるそうです。
が 、筆者が歩いていた時には全く臭くはありませんでした。

また、この墓地には大統領やノーベル賞受賞者、アルゼンチン海軍の創設者やナポレオンの孫娘(!)などの著名な方々のお墓もあるそうです。
通りで立派な建物が沢山あるわけだ。

ていうかさ。
これもうさ。

お墓じゃないじゃん。
家じゃん(二回目)

宮殿じゃん。

……もちろんアルゼンチン人全員がこのようなお墓を持っているわけではなく、このような形態はあくまでもお金持ちの方々のお墓だそうです。
なるほど……最後の住処(?)として設計をお願いするのでしょうか。
個性溢れるデザインの建物が沢山あって、歩いてみるにはなかなかに興味深いスポットであることは間違いないので、アルゼンチンのブエノスアイレスに行った際の観光にはお勧めですよ。

【POINT】
歩いてたらなんか落ちてました。
これ、どっかのお墓の壁だよね?
……危なっっっ!

【旅行日程】
アルゼンチン旅行日程はこちら

* Cementerio de la Recoleta *
Address: JUNIN 1760 Argentina
Tel:+54 11 4803-1594
営業時間
月~日  7:30-17:30
web site:  https://turismo.buenosaires.gob.ar/es/otros-establecimientos/cementerio-de-la-recoleta

【オススメの行き方】
・Retiro LSM駅よりタクシーで12分(約3.3km)

【ガイド紹介】
*Project Yosi
代表:本間賢人さん
web site:https://www.yosip.org/
※中南米の各国に特化したツアーをされていらっしゃいます。 
全てのホテル、車、飛行機、列車、チケット、食事等の手配をお願いできます。

◆こちらの記事は2020年2月の情報を元に作成されたものです◆