【光明洞窟】今も金が取れる? 眩いエンターテイメント洞窟は意外に面白かった! | クァンミョン市
韓国に行くとどうしてもソウル中心に周ってしまいがちですが、まだ日本人があまり訪れていない面白い場所もあるんじゃないでしょうか。
今回はそうした目的からソウル市から車で一時間ほど離れた光明市(クァンミョン市)にある鉱山の洞窟『光明洞窟(Gwangmyeong Cave)』に行ってきました。
電車で来る場合にはKTX(韓国の高速鉄道)を利用しそこからバスで移動となります。
洞窟へのチケットを購入し、いざ出発です。
筆者が行ったのは一月の平日ですが、結構賑わっていて家族連れが多い印象でした。
さて、洞窟というからには野趣溢れる岩で作られたような自然の入口を想像していたのですが、なんだか遊園地に入っていくような……?
実はここは1912年に日本が資源採取を目的に開発し、1972年に一旦閉山された洞窟なんです。
その後は40年以上倉庫として使われていたのですが2011年に光明市が買い取り、歴史と文化観光名所に変貌させたそうです。
そうして今や光明洞窟は産業遺産としての価値と文化的価値が結合された韓国最高の洞窟テーマパークとの評価を受け、年間100万人以上の観光客が訪れる名所となったということでした。
洞窟自体は結構深く、実質は地下七階(地上を合わせると九階層)まであるという事ですが観光客が立ち入れる箇所は限られています。
基本的にはまっすぐ進めば良いので迷う事はありません。
最初の入口を抜けていくと……。
オレンジ色の光が両側から照らす、幻想的な道が現れました。
まるで溶岩の中にいるみたいですが、もちろん熱くはないのでご安心を 笑。
洞窟内は思っていたよりも明るく、エンターテインメント性が溢れています。
華やかなオブジェも沢山あり、歩いているだけで楽しめます。
そんな中でいくつかのメインとなる箇所をご紹介しますね。
・プロジェクションマッピング
一見の価値有はこちら!
何かの劇場かと思うくらいに広い中で行われるレーザーによるプロジェクションマッピングは迫力満点で、言葉はわからずとも充分楽しめて感動できます。
目の前で繰り広げられる映像は圧巻の一言。
世界観に思わず飲み込まれてしまいますよ。
・黄金札の壁
ここも良かったです。金銀銅が採掘されていたこの洞窟の本領発揮とも言うべき箇所。
黄金色の壁で出来た『寿福康寧』の道を抜けていくと日本の神社にもある『絵馬』のような飾りが沢山並んでいます。
内容もほぼ同じで自分の願い事を札に書いて飾るというもの。
黄金札は五種類あり、それぞれに意味があります。
長寿、健康や幸福……合格祈願や安寧(平和)など国は違えど人類は願う事は一緒なんだなと思ってみたり……。
筆者も微力ながら平和を祈らせて頂きましたよ。
いや本当は『財』とか『富』とかあったらそっちにしようだなんて、そんな……ねぇ?
・芸術空間
洞窟はまだまだ続きます。
更に深くへの階段を下りると……。
何やら煌びやかな空間がお目見えしました。
こ、これは何を意図しているんだ……。
よくわからないのですが、ちょっとしたお化け屋敷みたいのもあります。
公式サイトを見てみると『ゾンビ館』とあります。
何故作った。
そして突如として現れる巨大なドラゴンと変な人形。
あれっ、この人(?)なんか見た事ある……!
この方はもしや……ゴラム?
と筆者、記憶の片隅にある小説と映画で一世を風靡した『ロード・オブ・ザ・リング 』の登場キャラクターの名前を思い出す事に成功。
そしてこの巨大な龍ですよ。
公式によるとこの龍は『洞窟の帝王』の異名を持ち、長さ41m重さ800kgだそうです。
ねえ、もっかい言うね。
何故作った。
(※公式サイトを見ても筆者には完全に理解できず……役に立たない記事ですみません……)
・岩盤水の試飲
体験した中で筆者がこれはいいなと思った三つめがこちら。
鉱山活動をしていた当時には労働者の喉を潤していた地下一階から出る岩盤水で、現在はきちんと水質検査を受けて飲料水の適合判定を受けているので安心して観光客も飲む事が出来ます。美味しかったですよ。
・ワイナリー
ワイナリーという表記が正しいはさておき。
ここも良かった!
気温が年間を通して12度を保てたれている光明洞窟内では170種にも及ぶ韓国産のワインが保管され、試飲や販売をしています。
韓国産ワインはなかなかお目にかからないからこれは嬉しかったです。
もちろん購入しました。
韓国ワインって珍しくないですか?
日本に帰ってから飲んでみましたが、筆者が購入した上記の写真のワインは葡萄の果実味が濃く、少し甘めでおいしかったです。
・今でも金が取れる?
洞窟内の壁は少しキラキラしています。
ガイドさんによると、今でも奥の方では鉱物が取れるとか……。
夢がある話です。
でももちろん勝手に削っては駄目ですよー。
時折微かに顔を見せる地下湖の美しさに感嘆の声を上げつつ、楽しむ事ができる『光明洞窟』は韓国リピーターにはお勧めの場所でした。
【POINT】
所要時間は全体をゆっくり見て周って一時間ちょっとでした。
また、階段はありますが歩きやすいコースとなっているため、お年寄りやお子様連れにも安心です。
【旅行日程】
韓国旅行日程はこちら
* Gwangmyeong Cave (クァンミョン洞窟) *
Address:142 Gahak-ro 85(palsibo)beon-gil, Hagon-dong, Gwangmyeong-si, Gyeonggi-do,KOREA
Tel:+82 1688-3399
営業時間
9:00~18:00
定休日: 月
web site: http://www.gm.go.kr/cv/index.do
【ガイド紹介】
代表:イ・サンチョル(Sang-Cheol Lee)さん
TEL: +82-10-4263-3030
E-Mail: sanchu3@hanmail.net
LINE ID:sanchu3030
※日本語が堪能な韓国人の男性です。メールでの日本語のやり取りも可能です。
大手観光会社にはない面白いツアーを組んでくださいます。
◆こちらの記事は2020年1月の情報を元に作成されたものです◆